今日の手の跡

今日の手の跡

しっかりした麻の生地で着丈をいろいろ変えて何枚か
縫っておいた貫頭衣を、どう色づけしようかと…

綿麻混の柿渋で染めた布を縫い付けてみました。
「源氏香」のパターンです。
5本の縦線を香りに見立て、同じ香りを横線で結ぶモダンな香の図です。
「源氏香」は5つの香りの異同の順を聞き当て「源氏物語」の帖名で答える
香りの競技のひとつですね。江戸初期に生まれたようで、お作法や遊び方
は知りませんが「香道」は関心を持っているもののひとつです。
カタチが好きで時々作品に取り入れたりします。
ちなみに左下は「玉鬘 たまかずら」その横は「野分 のわき」という図です。

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こちらは煤手描きの縁を刺し子してみました。
以前、染色をしている友人が作品に仕立てた刺し子を、それは本当の
刺し子ではないと言われたということがありまして、何やら使う糸
から決まったものがあるのだとか…。扱い良さで糸に向き不向きが
あるのは判断がつくのですが。
詳しい事を調べるまでもいかず、好きな糸と表現したいものを優先させる
のは友人も私も共通でしたので深く話し合うテーマにはなりませんでした。

手縫いはいいですね。
ボタン付けすら億劫がっていた昔の自分からは想像もできませんが
こうしてチクチク手を動かしていると落ち着きますし、あっという間に
時間が過ぎていきます。
上手な仕上がりから外れても、やわらかさと温かみがあるように
勝手に感じています。

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こちらは私の作品ではなく、仲良しの友人の手によるものです。
何年か前の誕生日にプレゼントしてくれたバッグ。
もちろんあれこれ考えデザインされたものには違いありませんが
楽しく自由に表現され、彼女の笑顔そのものです。

こだわりは持っていても、捉われずに在りたいと思います。
今日100%これ‼︎と思っても明日変わったら恐れずニタっと
笑って進んでいくように。

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